聖心女子大学文学部人間関係学科卒業後、渡米。2004年、アクターズスタジオ大学院演出部を日本人として初めて卒業。2010年に、東京にて『今は亡きヘンリー・モス』(サム・シェパード作)を翻訳・演出し絶賛を浴び、同作で第3回小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞する。2011年より活動拠点を東京に移し、『十二人の怒れる男』を翻案した『12人~奇跡の物語』、『夜の来訪者』、『プライド』を演出。この3作の成果が認められ、第19回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞の他、新進気鋭の演劇人に贈られる読売演劇大賞杉村春子賞に演出家として初めて選出され話題を集める。
シス・カンパニーでは、スーザン・ロリ=パークス作『TOPDOG/UNDERDOG』(2012年/翻訳・演出)、マーティン・マクドナー作『ロンサム・ウェスト』(2014年/翻訳・演出)、ジョン・ローガン作『RED』(2015年/翻訳・演出)、マイケル・フレイン作『コペンハーゲン』(2016年/翻訳・演出)、A・ストリンドベリ作『令嬢ジュリー』『死の舞踏』(2017年/上演台本・演出)、トム・ストッパード作『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(2017年/翻訳・演出)を手がける。
その他カンパニーでの近年の主な作品には、マイケル・ホリンガー作『OPUS』(2013年/演出)、デヴィッド・マメット作『クリプトグラム』(2013年/翻訳・演出)、アラン・ベネット作『ヒストリー・ボーイズ』(2014年/演出)、ポーラ・ボーゲル作『運転免許、私の場合』(2014年/翻訳・演出)、カズオ・イシグロ作『夜想曲集』(2015年/演出)、マーティン・マクドナー作『スポケーンの左手』(2015年/翻訳・演出)、田中千禾夫作『マリアの首』(2017年/演出)、マーティン・マクドナー作『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』(2018年/翻訳・演出)、ジョージ・オーウェル原作『1984』(2018年/翻訳・演出)などがある。
2018年9月より、新国立劇場演劇部門の次期芸術監督への就任が決定。
新国立劇場全部門を通じても、歴代最年少の芸術監督となり、30代での就任は極めて珍しい。