シス・カンパニー公演 子供の事情
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本公演は終了しました。

 もちろん誰もが通過してきた小学生時代・・・。振り返れば、それぞれ皆さん、ン十年の年月を経ていたとしても、思い出す度に赤面してしまったり、「あれって、そういうことだったの?」と今更ながら思い返すことも多々・・・。
あの頃は、いつも眠かったし、テストも宿題も大変だし、それなりにクラスの人間関係は疲れるし・・・。
でも、次の席替えは、絶対にあの子の隣に座りたいし・・・、と教室が、自分の生きる世界のすべてだった日々・・・。
そんな、誰もが身に覚えのある、遠い遠い昔の<10歳のあの日>が、この夏、新国立劇場中劇場に出現します!
しかも、このまま、シェイクスピアだって、チェーホフだって、大河ドラマだって、すぐに成立可能な驚きの豪華メンバーが、三谷幸喜の下に集結!まずは、役者たちの顔ぶれが物語を紡ぐ原動力になる三谷幸喜のこと。その脳内では、この“大人キッズたち”がすでに躍動しているに違いありません。

さあ、その顔ぶれをご紹介しましょう。

 まず、宣伝写真の真ん中で、「はい!はい!はい!」と元気な声が聞こえそうなほど、必死に挙手しているのは、演技力、存在感ともに輝きを放つ天海祐希。「理想の女性上司ランキング」で度々、NO.1に選出されてきた天海は、このクラスでも元気なリーダー格なのかもしれません。
 そして、その隣で、戸惑いの表情で小さく手を挙げているのは、NHK大河ドラマ「真田丸」での活躍も記憶に新しいTEAM NACSの大泉洋。天海リーダーに圧倒され気味の様子は、まだクラスに馴染めない転校生でしょうか。
 大泉のすぐ隣には、三谷作・演出『エノケソ一代記』で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したばかりの吉田羊
シュッとしたクールな笑顔で自信に溢れた表情は、学年トップの優等生でしょうか。
 そして、太陽のような満面の笑顔から真っ直ぐな声が聞こえてきそうなのは、昨年度の読売演劇大賞最優秀女優賞に輝いた小池栄子。コメディからシリアスまで自在に舞台で弾ける魅力の持ち主が、初めて三谷作品に参加します。
 また、最近、主演ドラマOA、主演映画の公開が相次ぎ、目覚しい活躍の林遣都も、三谷作品には初参加。
全員が10歳の設定なので、実年齢は無関係ですが、今、届いている断片的な情報によれば、彼はチーム最年少ながら、本作で「語り部」の役割を担い、その目線からストーリーが語られていくとのことです。
 そして、写真からも大きなハキハキした声が聞こえて来そうな青木さやかは、バラエティのみならず、近年は、三谷幸喜、野田秀樹、宮本亜門などの演出舞台で活躍中の頼もしい存在です。
 また、小学生にしては、かなり発育優良気味ですが、NHK「真田丸」でも活躍した小手伸也も、三谷作・演出舞台へは初参加。ああ、こういう大柄な小学生・・・クラスに必ず一人いたよなあ~、とリアルに頷けてしまう雰囲気です。
 一方、全くリアルな小学生とは言えない風貌なのに、何故か10歳の小学生役に説得力を感じる春海四方浅野和之は、昨年の『エノケソ一代記』に続いての登板。三谷の世界を支える重要な2人です。

 そして、究極のスマイルで誰をも魅了する伊藤蘭も、初めての三谷作品で小学生に挑戦します。このキラキラした笑顔は、先生からも愛されるクラスのアイドルなんだろうなあ・・・と、勝手な想像がどんどん膨らんできます。
彼ら全員がどんな子供になるのか台本の完成が待ち遠しいところです。

三谷幸喜に訪れた、ある変化から本作の構想が誕生?

 長年連載している朝日新聞「ありふれた生活」を読んでいると、ここ2年ほど、「このところ、諸事情があって」、「訳あって、最近・・・」という書き出しから始まる回が増えてきています。ハッキリと理由らしきことは書いてはいないのですが、「最近よく子供向け番組を見ていたり」、「恐竜図鑑をジックリと眺める機会があったり」、「童謡『白ヤギさんから着いたお手紙』について考えを巡らせたり・・・」と、子供の存在が日々大きくなってきていることがうかがえます。そんな子供への興味が、三谷自身の創作のインスピレーションの源になっていることは間違いないところでしょう。この変化がなければ、『真田丸』のような父子物語も、本作のような「全員が子供」の発想も生まれていなかったかもしれません。
 また、もうひとつの変化と言えば、昨年、『エノケソ一代記』で24年ぶりに本格的に役者として舞台に立ったことです。
当初のきっかけは「大河漬け」からのリフレッシュのためでしたが、本人曰く、「あんなに稽古をしたのは生まれて初めて」で、その上、稽古から初日、そして千秋楽へと向かう役者の心理を、身をもって体験できたことが大きな収穫だったとか・・・。
 そう思うと、今回、これだけの豪華メンバーが集まる舞台です。三谷の役者魂に再び火がつかないとも限りません。
そこは作者の自由裁量ですから、最終的に11人目の登場人物が、この物語に書き込まれるのかどうか・・・・。
それは劇場でのお楽しみ・・・ということで、是非、お出かけください! お待ちしております!

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シス・カンパニー 03-5423-5906
(平日11:00~19:00)
番号はお確かめの上、お間違えないようおかけください。